ヘッドフォン
マイク
ダイナミックマイクを考えている方
SHURE SM58S 単一指向性
リハーサルスタジオやライブハウス等には必ずあると言ってもいいぐらい定番のダイナミックマイクですが、あまりナレーション系のレコーディング向きではありません。
周波数特性帯域:50Hz~15kHz
SHURE BETA 58A 超単一指向性
SM58が単一指向性なのに対し、BETA 58Aは超単一指向性です。指向性が狭くなった分だけ周りのノイズを拾いにくいので環境音対策には有効かもしれません。
周波数特性もSM58に比べて少しだけ広いです。
周波数特性:50Hz-16kHz
SHURE SM7B 単一指向性
ナレーションやPodcastの収録をやっている方には割と有名なマイクです。具体例を挙げるとゆる言語学ラジオさん等が使用しています。
SM7Bは歴史も古くプロ向けのマイクであることは事実だと思いますが、SHUREの公式ページには『60dB以上のクリーンなゲインが必要』と書かれており、つまりこれは60dB音量を上げた時にホワイトノイズが上がってこないS/N比の良いオーディオインターフェースが必要ということです。
既に持っているオーディオインターフェースのS/N比が良くなかった場合の対策としては、以降に紹介するブースターを間に挟むか、次に紹介するSHURE SM7dBの方がいいかもしれません。
因みに筆者は、RME Fireface UFX + SM7Bの組み合わせで使用しています。
SHURE SM7dB
SHURE公式の説明によるとSM7Bの内部回路はそのままにプリアンプを搭載させたものがSM7dBみたいですね。意味的にはSM7Bにブースターを繋げたものと同じでしょう。以下は引用文です。
すでにオーディオセットアップに多額の投資を行っている場合は、明らかにオリジナルのSM7Bの方がより経済的な選択肢となります。ゲストが複数いる形式のポッドキャストなど、複数のマイクで同時に何人もの録音を行う場合はこれが特に当てはまります。このケースでも、SM7Bをお勧めします。
対照的に、始めたばかりの方は、SM7Bと外部プリアンプの両方を購入するよりも、SM7dBの方が手頃な価格になる場合があります。ストリーミングに必要なマイクが1本だけなのであれば、SM7dBが良いでしょう。
SM7BとSM7dB:どちらを選ぶ?
あると便利なもの
スイッチ
一部のマイクを除いてほとんどの場合マイクにスイッチは付いていないので、外付けスイッチが必要な場合は必須です。
短いマイクケーブル
外付けスイッチをマイクの手前に取り入れる場合はもう1本マイクケーブルが必要になりますが、この時あまりに長いケーブルは不便なので短いマイクケーブルがオススメです。
ブースター
CLASSIC PRO / CSB1
+48Vファンタム電源を使用して、マイクの信号を+26dB増幅するブースターです。
ダイナミックマイクやパッシブ・リボンマイクなどのGainが低いマイクに使用しましょう。
※コンデンサーマイクには使用不可
TRITON AUDIO / FetHead
『何故このようなブースターが必要なのか』というその理由ですが、オーディオインターフェース内のマイクプリアンプのみでマイク入力の音量を上げた時に、一緒にホワイトノイズが上がってきてしまう場合があるからです。
オーディオインターフェースに入る前にある程度音量を上げておくことができれば、オーディオインターフェースの音量をあまり上げなくて済むので、ホワイトノイズを減らすことができるというのがその理由です。
接続順
ダイナミックマイク → (スイッチ) → ブースター → オーディオインターフェース
コンデンサーマイクを考えている方
コンデンサーマイクはダイナミックマイクに比べて感度が高いため環境音の激しい空間での録音には向かない場合があります。
また、無指向性マイクはその字のごとく音を拾いやすい向きや角度が全方向にあるタイプのマイクです。マイクの周りのあらゆる音を拾うので雑音が多くなる場合があります。
なお、コンデンサーマイクはダイナミックマイクと比べて比較的湿気による故障が起こりやすいです。
SHURE BETA87A 超単一指向性
周波数特性:50Hz-20kHz
audio-technica AT2035 単一指向性
AT2035には80Hzのローカットスイッチが付いています。
周波数特性:20Hz-20kHz
マイクスタンド
SM7Bのようなマイクは取付部が一般的なマイクより特殊なので、以下のようなアーム式スタンドが便利です。以下の製品にはマイクケーブルがアーム本体に内蔵されていますが、ケーブルの品質が好みではないため筆者は取り外してCANAREのケーブルを使用しています。